商品 コレクション:
イセノモン ハンカチーフ セーマン・ドーマン / Seman Dorman pattern cotton handkerchief
海女たちが恐れる海の代表的な魔物「トモカズキ」。 海女と同じ格好をした亡霊のようなもので、潜っているとそばで同じように作業をし、深い場所に誘ってきたり、アワビを差し出してきて、それを受け取ると命を取られると言われています。 三重県志摩地方(現 鳥羽市と志摩市)の海女達は、このような海の魔物との遭遇や、竜宮に引き込まれるのを防ぐためにセーマンドーマンといわれる魔除けを身につけています。
星形の印(セーマン)と格子状の印(ドーマン)を頭に巻く手ぬぐいや襦袢などに貝紫色(巻貝から抽出した液体を化学反応させたもの)で描く、 または黒糸で刺繍したり、アワビを採るための道具に彫刻したり、海女の用具全般に記されます。
海女たちの口伝によれば、星形は一筆書きで、始めも終わりもないことから魔物の入り込む余地がなく、元の位置に戻ることから『無事に戻ってこれるように』との祈りを込めたといわれています。 また、格子は多くの目で魔物を見張るといわれています。
セーマンは安部清明、ドーマンはそのライバル、蘆屋道満からとったものといわれ、 2人とも平安期の陰陽師で、各地に2人にちなんだ伝説が残され、安部清明は二見の松下社など伊勢志摩で勧進を行っています。
本製品は、千有余年の歴史を誇る伝統工芸「伊勢型紙」を用い、日本独自の染色技法「注染め」にて職人の手で丁寧に染められた手拭です。
伊勢型紙とは千有余年の歴史を誇る伝統工芸品で 和紙を加工した紙(型地紙)に彫刻刀で、図柄を丹念に彫り抜いたものですが、型紙を作るには高度な技術と根気や忍耐が必要です。
生地は、今は生産していない小巾の自動織機でゆっくり織られた、小巾の生地(着物の反物の巾)で謹製されています。
昔懐かしい感触、シワになりにくくなめらかな肌触り。使うほどふんわり風合いが増していきます。
JAN4580448760026
About me
100% cotton
Size about
W33×L33(cm)
W13×L13(in)
Made in Japan