伝統工芸

伝統工芸

伊勢とこわかやの一部の商品で使用されている伝統技法をご紹介いたします

伊勢木綿いせもめん

伊勢神宮の成立時に五十鈴川のほとりに建てられた神様の衣を織る機殿神社(成立 垂仁天皇25年)が伊勢湾に面した宮川と櫛田川の堆積平野へ移され、周辺に絹と麻を織る技術集団が住み古代紡績の中心地となりました。文禄三年に中国・明より大和へ移植され根付いた綿が伊勢へ伝わり、平和が続く江戸時代になると綿は急速に普及し、伊勢湾沿いに松坂、香良洲、米津、白子、神戸と北方へ拡大しました。櫛田川の右岸では今も伊勢神宮の神服織機殿神社と神麻続機殿神社が鎮座し神御衣祭を控えた5月と10月に神宮から神職が参向し、それぞれの八尋殿で奉織が行われます。奉織の前後には神御衣奉織始祭神御衣奉織鎮謝祭が行われ、この地域の神領民は今も機織の奉仕を行なっています。

伊勢型紙いせかたがみ

伊勢型紙とは、友禅、ゆかた、小紋などの柄や文様を着物の生地を
染めるのに用いるもので、千有余年の歴史を誇る伝統的工芸品です。
和紙を加工した紙(型地紙)に彫刻刀で、きものの文様や図柄を丹念に
彫り抜いたものですが、型紙を作るには高度な技術と根気や忍耐が必要です。
三重県鈴鹿市白子・寺家地区で生産されており、国の伝統的工芸品に
指定され近年美術工芸品としても評価されていますが、
時代の流れと共に着物の需要が激減し、布染めの分野にも機械化の波が
押し寄せ型紙の出番が少なくなっているのが現状です。

注染ちゅうせん

本製品の染めは伊勢型紙を用いた、日本独自の染色技法で、
染料を注いで染める事から「注染」といわれ、
生地の裏側までしっかりと染まり裏表がなく、プリントと違い生地の目を
つぶさないので吸水性も肌ざわりもよく、手拭生地の伊勢木綿の
柔らかい風合いを活かす染色技法です。

伝統の品を用いたオリジナルの別注品(販売用)
記念品(お祭り、神社仏閣祭事、会社催事などのご用命は、伊勢とこわかやへお問い合わせください。